前回のCWIは米国以外全体に広く浅く投資するETFでした。
今のところ月末に買うのはCWIで決まりかなぁ、と思ってはいるのですが他に数か国に広く浅く投資してくれるETFをメモ代わりに書いていきます。
今回は、他ブログでもとても良く名前を見かけるETFです。
VWO: バンガードFTSEエマージングマーケッツETF
FTSEとは
FTSE Russellとは
日本語のサイトもあってよかった。
FTSEラッセルが正式名称で、ロンドン証券取引所が100%出資しているインデックスの構築と管理を目的とした会社だそうです。調べるまで知らなかった。
エマージングとは
emerging: 新興
market(s): 市場
字のごとく複数の新興国ですね。
バンガードFTSEエマージングマーケッツETF(以下VWO)は新興国全体に薄く広く投資してくれるインデックスなんですね。
諸データ
経費率は超優秀、0.14%。CWIが0.3%と考えると半分以下です。もっともCWIは全世界が対象なので一概に比べてはいけないかもしれませんが。
投資先の国TOP10
- 中国: 32.6%
- 台湾: 14.4%
- インド: 11.8%
- 南アフリカ: 7.9%
- ブラジル: 7.7%
- タイ: 3.8%
- ロシア: 3.6%
- マレーシア: 3.3%
- メキシコ: 3.3%
- インドネシア: 2.4%
ロシアも新興国に入っているのは意外です。なんとなく大国のくくりなのかと思っていました。
中国だけで30%を越えてしまうんだから世界経済の中での存在感がよくわかる気がします。
構成銘柄のTOP10
- Tencent Holdings Ltd.: 5.1%
- Taiwan Semiconductor Manufacturing Co. Ltd.: 3.4%
- Naspers Ltd.: 2.2%
- Alibaba Group Holding Ltd.: 1.7%
- China Construction Bank Corp.: 1.5%
- Industrial & Commercial Bank of China Ltd.: 1.2%
- Ping An Insurance Group Co. of China Ltd.: 1.1%
- China Mobile Ltd.: 1.0%
- Hon Hai Precision Industry Co. Ltd.: 0.9%
- Reliance Industries Ltd.: 0.8%
1社ごとに調べることはしていませんが中国と台湾の会社がほとんどという感じ。
騰落はCWIとの相関がかなり高い
Yahoo!USAの比較機能は本当に便利。
画像で紫色の線がVWO、青色がCWIです。特にこの5年はほぼ同じ値動きをしていて相関係数は1に近いですね。
CWIと同じく2008年金融危機で負ったダメージは治りきっていないというのがS&P500と比べると本当によくわかります。これもCWIと同じく20年後くらいの世界経済の成長を信じていないと手を出しにくいETFです。
正直パフォーマンスは悪いと判断せざるを得ない。
NISA期間中はCWIを買おうかと思っているんですが、5年後の経済によってはCWIを一旦売却してこのETFを買うことがあるかもしれません。
次に買うのはCWIか、VWOか。考えておきます。
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